地盤の強弱を調べる方法

6月に入り、いよいよ梅雨のシーズンになりました。
東京も平年並みの6月7日頃に入梅したようで、不安定な天候となっています。
今年の梅雨はどうなるのでしょうか。
空梅雨にならなければ良いですが・・・

その逆に大雨で河川が氾濫したり、土石流で家が倒壊したりするのも困りものです。
今から充分に備えておく必要があります。
水に対して、思いの外打てる手が少ないですが、土嚢袋の準備や長靴の用意はしておいた方が良いでしょう。

とろこで、河川の氾濫等で被害を受けやすいところというのは、どのように調べたら良いでしょうか。
基本的には、地盤を調べたいですよね。
川のすぐそばは当然ですが、現在の土地を見ただけでは分からない、意外なところも被害を受ける場合があります。
特に地すべりなどは、その傾向が強いように思います。
こういうのは、地盤を調べると分かることが多いです。

このような場合、真っ先に思いつくのは古地図ではないでしょうか。
ブラタモリでもよく出てくるアレですね。
確かに古地図は大変参考になるものです。
しかし、なかなか手に入りづらいですし、読むのもなかなか手間です。

そこでお勧めしたいのが、国土地理院の土地条件図です。
何かテレビショッピングみたいですが、国土交通省に置かれている機関なので、サイトは無料で閲覧できます。
安心して閲覧してください。

土地条件図
http://www.gsi.go.jp/kikaku/

こちらのサイトに入り、
・土地条件図の閲覧
という文言をクリックして、調べたい市町村を入力すれば、地図が出てきます。

地図の中で、表示用凡例を見ながら分類を確認すれば、水害にあい易いかどうか、判断がつくでしょう。
例えば、河川のそばで土を盛っていて、などという地域は、水害に対して、他の地域より神経を使う必要があります。

表示用凡例
http://cyberjapan.jp/legend/lcm25k_2012/lc_legend.html

この土地条件図は、地震の際、被害にあい易いかにも使うことが出来ます。
地震の揺れやすさや耐性などは、地盤の強さと非常に密接な関係があります。
水が出やすいところは、地震の際も被害が大きくなりやすいので、注意する必要があるでしょう。

土地条件図は、無料で簡単に地盤を調べることができるので、大変便利です。
皆様も、ぜひ一度ご確認ください。
不動産の購入を検討されている方も、その地域を調べてみることをお勧めします。

特定非営利活動法人日本BCM協会